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王子姫MEMO

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2024.10.02 (Wed) Category : 

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愛と辛党。+追記

2009.02.17 (Tue) Category : 過去ログ



WanNeにランキングがあったことも知らなかったけど、アルファポリスも、サイトに展示してあるバナーをクリックしてもらうとポイントが入るらしい!?(;°д°) というか、アルファポリスのポイントってどうなると入るのか、いまだに良く知らないんですよね。まあ、知ったところでどうなるわけでもなさそうですが。

さて、今日は語りをたたんでおきます。リアル話がまじえてあるんですが、どうもタガが外れたようだ。批判的な内容は含みませんが、文字通り語りですので、そういうものを好まれる方の閲覧をお勧めします。


追記:
第4回目キャラ投票開始。ポイント振り分けタイプです。手間がかかるので、ただでさえ怪しい投票率が確実に下がることはわかってはいるんですが……やってみたかったんだ……! orz
あと、本編が進まないからってetc部屋を開通。適当に見繕って再展示しました。新しいものはありませんが、お暇つぶしになれば幸いです。
 



朝リビングのカウンターを見ると、市販のケーキ用スポンジなんてものが置いてありました。我が家族は大人ばかりで、ほとんどが大酒飲み、甘党に関してはひとりもいません。頂き物と仮定するにも、こんなバレンタイン明け売れ残り感満載のものを寄越すような人も思い当たりません。そもそも値札ついてるし。398円。兄と首をかしげていたら、犯人は母。

「黒作ちゃん、スポンジが食べたいって言ってたでしょ?」

(°д°)?
一瞬なんのことかわからず。よくよく聞いてみると、話は去年のクリスマスにさかのぼります。
わたしは甘いものが苦手で、特にクリームたっぷりのケーキは鬼門。だけど、クリスマスと誕生日はケーキを食べるべきだ、という我が家の習慣から、去年わたしはロールケーキであるブッシュドノエルをリクエストしたのです。母は有名どころに予約を入れ、当日、果たしてそのブッシュドノエルは我が家へやってきました。
しかし、食べてみるとコレが、スポンジはまわりだけ、中はクリームとムースで占められていたのデス。あまりの甘さに、わたしは食べきることができませんでした。そのとき、「スポンジが食べたくてブッシュドノエルにしてもらったのに(´;ω;`)」と言ったことを、バレンタン明け食品店で投げ売りされるスポンジ台を見た折に思い出したらしいのです。

正直なところ、というか、正確に言うと、わたしはスポンジが食べたかったわけじゃありません。習慣から、クリスマスらしさを味わうためにケーキを食べたかっただけで、むしろ、スポンジ部分が多いケーキならクリーム部分を乗り切れるからとか、そんな後ろ向きの理由でブッシュドノエルにしたのです。
なので、スポンジだけだろうが、そういうイベント時じゃなきゃ食べたくはない、んですが。

母の気持ちがうれしかったので、母が作ってくれたカスタードをかけて、もしゃもしゃ食べました(´・ω・`) 父と兄には好評だったそうです。わたしもおいしかったですよ! 甘かったけど。そしておなか壊したけど(兄の手料理とクリーム系を摂取すると下るわたしの胃腸)。まだおなかいたーい・゚・(;ノД`)・゚・

ここの焦点は、母がわたしの甘いものの苦手っぷりをいまだに理解していないことではなく(笑うところらしい)、母がくれた好意をわたしが受け取り、感謝したという事実です。母とわたしはずっとこうやってコミュニケーションをとってきました。とても基本的な行為だと思います。

家族崩壊なイベントもいくつもありましたが、それでもこんな日常の愛情の交換を繰り返して、ゆっくりゆっくり、治していきました。木を育てることに似ていると思います。根がしっかりしていれば、雨にも風にも倒れません。落雷には負けそうだが。
母は我が家の空気と、水と、光を生み出します。家族全員が今も一緒に暮らしているのは、彼女がいたからです。わたしにとって、母は特別なひとです。

わたしの書く作品には、あまり「母親」が出てきません。ユーラ、イデル、ラジー、ギギ、ナミダはすでに死別していますし、白后ライアナセアはエユカの母ですが、為政者の顔と、恋をする女の顔ばかりが出ています。多分、母親を描くことを避けているんだと思います。描くために自分の中から取り出そうとすると、泣けてしまうから(笑) 

わたしにとって小説を書くことは、自分の中の色々な気持ちや考えを取り出して、言葉にして、昇華すること、なんですが。なんだかんだ言って、わたしはまだまだ、向き合わなければいけないことばかりなんだなあ、としみじみ。
いつか、母親を描けるようになれるといいな。そう思いました。

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